長久啓太の「勉客商売」

岡山県労働者学習協会の活動と長久の私的記録。 (twitterとfacebookもやってます)

看護師のみなさんの感想文にふれて、また「まとめ」の紹介

事務所に今日、封筒が届いた。

2か月前(11月末)に講演に行った
民医連の近畿地協看護学生委員研修交流会の参加者感想文であった。
これだけ間があくと、逆に読む嬉しさが増すような。

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約100人もの感想文どれもが、講演の受けとめを
それぞれの言葉で綴っていて、共感しながら読んだ。

主催者の方からは丁寧なお手紙と、
この研修会を総括した、会議報告文章も届いた。

その「講演についてのまとめ」が講義内容や
参加者のみなさんの反応を簡潔にまとめられていて、
ここに(勝手に)紹介したいと思う。
以下。

*  *  *  *  *  *  *  *  *

 長久氏の講演は、資料とホワイトボードを使っての
1時間40分でしたが、大変わかりやすく興味深く、そし
て引き込まれるような内容でした。ご自身が看護学校で
「ものの見方・考え方」を講義することがきっかけで
看護について実にたくさんの文献を読まれ、感じたこと
やナイチンゲールに出会い、その言葉に感銘を受け、看
護に対する理解を深めていかれた様子から話が始まりま
した。また身近な方の入院経験から、「看護師が看護を
していない、タメ口、治療の説明のみ」、“患者さんを
スーパーの切り身の魚のように思って済ませているとこ
ろがある。ほんとは一匹の魚で、それぞれに泳いでいた
自然の海や川があったはず”(徳永進氏)という指摘は
参加者の胸にドンと響きました。ナイチンゲールの“新
しい年のくるたびに、私たちひとりひとりは、自分の
あり方を『棚おろし』して吟味してみようではありま
せんか”という言葉も非常に新鮮に受け止めることがで
きました。
 民医連看護を支え・補強する「ものの見方」として、
①現象から本質へ、結果から原因へ、木も森もみると
いう認識を深める努力が必要であること、下流だけ見
ていてはダメ、上流を見ることは「生活と労働から疾
病をとらえる」とい民医連の看護に通ずること、②憲
法の人間観は、無条件の肯定、“命の価値は、何かの役
に立つことではなく、命をもって存在すること自体にあ
る”(伊藤真氏)。この人間観を看護に活かす、「ひと
りも見捨てない」「誰も置き去りにしない」、日々ゆれ
ながらもこの立場に立ち戻れるか。③矛盾から逃げない、
「ゆらぐ」ことが大切、矛盾に立ち向かうなかで集団と
して高まりあうことができる、というお話は考えさせら
れ、ハッとさせられ、そして勇気をいただきました。
 人間発達のために必要なこととして、①教育、しかし
教育それ自体が目的ではない、②育つ主体と環境、主体
内部の力と、適切な土壌や水分、環境が必要、「きっか
け」「たまたま」(偶然)をたくさん準備する、③対象
の変化をとらえるための心得、目的意識的に量を準備
することで質的変化をとげる、肯定を含んだ否定も必要、
矛盾が発展の原動力、④育てる側としての心構え、他者
からの適切な評価、自惚れることも大事、“自分に自惚れ、
自分に自信をつける。そのことが次のステップに猛然と
駆け上がるエネルギーとなる”(中沢正夫氏)⑤育ちあう
場の前提条件は民主主義(表現の自由、参画と尊重)、
「力」を持っている側の姿勢(民主主義)が問われる。 
 「ピカピカ光る背中を持つ人間の周りをウロウロでき
る」環境を作れるか、「~しあう」関係性(自己を否定
される恐れがなくなると、その場が安全になる)を持て
るか、民主主義的感性をどう磨いていくのか、講演を通
してたくさんの気づきと勇気、元気をいただくとともに、
課題、宿題をいただきました。 
 参加者から、わかりやすかった、学べることが多かっ
た、初心に戻れた、自分の姿勢にハッとさせられた、も
っと本を読もうと思った等の感想がたくさん出されまし
た。看護師ではない講師から聞く看護の話、ナイチンゲ
ールの話も新鮮で、看護師としての自分をあらためて振
り返る機会になったという感想や、民医連の優位性につ
いても気づかされ、さらに確信となったとの感想も多く
ありました。事前課題で「ものの見方、考え方」を読ん
でいたことも講演内容を理解することにつながったと思
われます。(以上)

早く春になってほしい2月1日

きのう(31日)はちょい遅めの朝7時起床。
バタバタあれこれこなし、9時半から
相方のかかっている診療所へ一緒に。

自宅から車で3分の近さ。
ALS患者の生活をたくさん診てる難波玲子先生のクリニックです。
難波先生、ほんとにすごい先生ですよ。気さくですし。
往診を中心にクリニックを開かれていて、外来は週に1回のみ。
先生は質問力が他の医師とぜんぜん違います。
人間観ですかね、やはり。


午後から事務所に。
月末の実務ちょいこなし、学習会レジュメ2つ作り、
ミンセイ岡山の学習会相談、富山県労連からの相談も受ける。
夜はとある労働組合の学習会の日程が入ってくる。
なんか6月はやたらと忙しいです。
4月・5月はまだまだ空いてますが。

夕方は倉敷へ会場予約に。
6月に学習運動の中国地方ブロックの
研修会を倉敷でやります☆ 会場は美観地区のなかに。
ぜひ倉敷においでください。詳細はまた発表します。

帰宅し、焼酎ちびちび。

それにしても、毎日考えることが多すぎる。
寒いので気持ちあがらないし。早く春になってほしいです。
今日から2月。

山口民医連の職員研修会で宇部に

月曜日は午後から山口民医連の職員研修会で宇部に。
なかなか遠いですな(笑)。
会場は宇部協立病院の研修室。

憲法講義70分→グループディスカッション→ものの見方講義70分
→ディスカッションという流れ。みなさん熱心に聞いていただき感謝。
ディスカッションでもあれこれ意見を交わされていました。

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さいごに、
「民主主義も人権感覚も訓練がなければ育たないし磨かれない」
「こういう場や機会をたくさんつくることが大事です」
と強調しました。

感想文をすぐにコピーして頂き、電車で読みましたが、
みなさん自分に引きつけて感想を書かれていて嬉しかったです。
憲法やものの見方も、「問われているのはあなたです」
「あなたのことです」という語りを大事にすると、
グッと身近になるようです。

2月と3月それぞれ1回、
あと2回同じ研修会で山口きます。がんばるぞ。

「今日から主人と呼ぶのをやめようと思います(笑)」

日曜日(29日)の午前中は
新日本婦人の会高梁支部・新春のつどいでの憲法の講義。

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憲法とはそもそも、人権とは尊厳とは、
なぜ24条に個人の尊厳という規定があるのか、人権感覚を鍛える、など。

「みなさんオットさんを主人って呼んでませんか?
あなたの人生の主人はあなたですよ!まず言葉からかえましょう…‼」
がいちばんウケた…。

講義のあと司会の方が、
「今日から主人と呼ぶのをやめようと思います(笑)」と
発言されてました。あは。

終了後は人権感覚をめぐってたくさんの意見交換ができました。


そして豪華な手作り料理持ち寄り(*_*)
うまうまー。

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自分の言葉を発していく大事さを強調

土曜日(28日)午前中は
生協労組おかやまのパート部春闘集会で学習会講師。
この集会には昨年もおよびいただきました。

私たちは自分の時間をつかってまでなぜ労働組合に集まるのか、
パート労働者をめぐる現状、当事者が声をあげる大切さ、
2017春闘にどうむかっていくか、など。

そもそもを押さえつつ、
「おかしい」と思える感覚、そして仲間とつながりあい、
自分の言葉を発していく大事さを強調しました。

全米での「女性大行進」も写真をふくめ紹介。
講義のあと感想交流しました☆

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昨夜お風呂で考えたことのメモ

■今日午前中の学習会で「男女平等111位の日本と、1位のアイスランド」の話をした。1975年のアイスランド「女性スト」は、9割の女性が参加し、仕事だけでなく家事や育児も放棄。「私たちがなにもやらなければ、社会も家庭も動かない」ことを実力で示し、「男の認識」を変えることにつながった。

■たとえば日本には「母親運動」という伝統的で強い運動があり、「日本母親大会」や地域別母親大会などを軸にして活動している。ぼくもなんべんも分科会講師などで参加してきたが、参加者は圧倒的に女性である。でも、女性だけで議論していていいんだろうか?「男の認識を変える戦略」が必要ではないか? と最近思う。

■「男の認識を変える」ことを目的意識としてもつ。日本では「男のジェンダー」が強固に常識化していて、男女不平等社会の要因になっている。ジェンダー問題は一方の性だけで議論していては突破できない。母親運動も、せめて「参加者の2割は男性に」などの戦略が必要ではないか。

■母親大会などは労働組合や民主団体などの実行委員会で取り組んでいるのだから、準備段階から男性を参加させ、また各組織に「参加者の2割は男性に」の目標をもってもらうなどしたらどうだろうか。男性が議論に加わることの不都合もあるかと思うがそれ以上に「女だけでやっている弊害」が大きいと思う。

■マイケルムーア監督の映画『世界侵略のススメ』のなかでアイスランドの女性が「役員会に女性が3人いたら文化が変わる。1人ではお飾り、2人では少数派。3人でグループの力学が変わる」と語る印象的な場面があった。ぼくの実感としても、そうだなと思う。具体的な数字に説得力がある。戦略である。

「組合員の学習意欲を引き出すには」について

労働者教育協会から、表題のようなテーマで
2000字書いてほしいと先日言われ、書いたものが以下。


「引き出す」というより「耕す」
 「組合員の学習意欲を引き出すには」。そもそも「引
き出す」とは、そこに「在る」場合に引き出す方法が議
論の対象となる。でも社会科学とか労働組合のことを学
びたいという要求が最初から労働者のなかにあるのだろ
うか? 少なくとも私は、最初からそういう要求をもっ
ている若者に出会ったことがほとんどない。たいていは
「たまたま誘われて組合の活動に関わりはじめて・・・」
「職場の先輩に誘われて労働学校に来てみたら」という
感じで、「たまたま」そういう人や場に出会い、「学ぶ
ことって大事だな」という意識がだんだんと育ってくる、
という経過である。したがって、「学習意欲を耕す」の
ほうが自分としてはしっくりくる。
 耕すというのは、まだ隠れている芽をしっかりと育て
伸ばすために、栄養のある土壌を準備する、ということ
である。労働組合の学習活動はこれに似ている。最初か
ら芽が出ているわけではないと思う。学校教育のなかで
労働者教育・主権者教育が不十分なわが国の場合、「労
働者としての学び」「社会を変えるための学び」という
領域があることを、まず、さまざまなきっかけを準備し、
出会ってもらう、知ってもらうことだろう。身近にそう
した場をたくさん準備できているだろうか。きっかけは
多様に、量的にもたくさん準備することが大事である。
つまり「偶然出くわす」確率を高めれば、労働者は労働
者として成長する必然をもっているので、それは労働者
の育ちを保障することになるのである。

知る喜びを味わうということ
 労働組合の学習活動でなにより大事なのは、要求実現
との関わりで学ぶ、ということである。それは学び動機
づけとしても強く、切迫感がある。「なんとなく」「と
りあえずこれ」より何倍も問題意識をもって学びに向き
あいやすい。「なぜ」「これを実現するには」という最
初の動機づけが強ければ強いほど、アンテナも高まるし、
学びが次の学びに導いてくれる。
 また学ぶということは、それによって「自分の固定観
念が崩れること」を内包する。自分の見方や価値観が徐
々に作り変えられていくのである。それは、新鮮でおも
しろい体験となって蓄積されていく。「そうだったのか
!」「ええ!」という驚きや、知ることの喜びを少しで
も味わってもらうこと。それが「学習意欲」のベクトル
を太く強くしていくことにつながる。
 自分の生活や働き方を問いなおし、歴史を学ぶことで
「今のあたりまえの姿」を複眼でとらえることができる。
たとえば有給休暇制度も、じつは100年前はどこの国
も法律として整備されていなかった。国としての有給休
暇制度はフランスの労働者たちが80年前に初めて勝ち
取ったもので、世界中の先輩労働者たちの「たたかいの
物語」がつまっている。そういうことが見えてくれば、
有給休暇への見方や使い方、そして労働組合への認識も
変わってくるのではないか。
 「ちがう常識」「ものごとの成り立ちの過程」を知る
ことは、自分の考えを相対化させてくれる。それは楽し
い作業である。また、「自分の世界」と「社会」がつな
がっていて、自分のことを大事にしようと思えば、社会
のことを学ばざるをえないことをつかんでほしい。「自
分」と「社会」をリンクさせる学びときっかけを豊富に
準備することが大事である。学習活動に「これさえして
おけば」という万能薬はない。あれもこれも必要であり、
職場の実情にあった形を模索し、労働者に場を提供して
いくことである。

学びの場に楽しさの要素を
 もうひとつ大事なことは、学ぶ仲間集団がいて、学び
の場に「楽しさ」の要素がたっぷりあることである。学
びは本来楽しいものであるが、活字を読んだり資料を眺
めたりする地味な作業が不可欠である。どうしても「し
んどさ」「まじめさ」はつきまとう。だからこそ、学び
の場にさまざまな人間的要素や文化・コミュニケーショ
ンがあることが必要であると思う。その筆頭は「一緒に
学ぶ仲間」である。同じことを学んでも、受けとめは人
によって違うので議論することはダイナミックな認識の
発展をうながす。
 それと同時に、コミュニケーションと学びをあわせも
つ場にすることで、「まじめだけど楽しい」「難しいけ
どみんなで学ぶことで助けあえる」ということが大事だ
と思う。講師が一方的に語り、さいごに「質問ありませ
んか」というような学習会ではなく、コミュニケーショ
ンが柱のひとつとなるような学びの場づくりが必要であ
る。そして空間の大切さ。できるだけ集団学習の場は、
きれいで、ちょっとセンスのよう場所がよい。可能なか
ぎり工夫が必要である。
 つまり、やることはいっぱいある。そういう一つひと
つの具体的な「耕す栄養素」をまいていくことが、「学
びの要求」を耕し、具体的な芽が育つ土壌になるのであ
ると思う。

書くのだ、書くのだ(と自分に念じてみる)

講演の機会をいただくのは、
ほんとうにありがたいこです。

私人身の言葉や論理を鍛えられますし、
さまざまな出会いも生まれます。
学ぶことの大事さを直接伝えられる機会にもなります。
なにより
ライヴな学びの場にいられることは、幸せなことです。

ただもっともっと多くの人に
伝えようと思えば思うほど、はやく次の本、
そして次の本、という思いにかられます。
本なら何千人という人に届けられます。
遠方の人にも読んでもらえます。

『ものの見方たんけん隊』と同様に、読みあわせがしやすく、
学びの場に活用できるものを。


今日でちょっと仕事は落ち着いた感じが
ありますので、来週はぐっとこのあたりに注力して
がんばりたいと思います。

書くのだ、書くのだ、書きまくるのだ!

きのうは友人と会いよい気分転換になった

きのう(25日)は午前中だけちょい仕事。
メールで長野民医連さんから講師依頼が届く。しかも4回。
だいぶ先ですけど。去年も長野3回行きましたけど。
今年も北アルプスに癒されに、長野行くぞー。
できたら1回は相方同伴で、旅行もかねて車で行きたいな、
とも考える。

午後はお休みに。
徳島から相方に会いに来てくれた
友人とお茶しながら1時間半ほどお話。
近況のこと、病気や医療のこと、これからのこと。

話すとこちらもパワーをもらえる友人です。
10年前のチュニジア旅に導いてくれた女性です。
また会おうと約束し別れました。

そのあとは相方と久しぶりの買い物に。
服や靴下など。
今はどこに行くのも車椅子なので、
ちょっと気をつかいますけど、いい気分転換になりました。

労働組合たんけん隊講座ニュース

各位

日頃のご奮闘に敬意を表します。

岡山県学習協では、3月5日(日)に、丸1日の集中企画で
「労働組合たんけん隊講座」を開講します。

この集中講座は、
「労働組合ってなんだろう?」
「組合を自分の言葉で語れるようになりたい」など、
労働組合のそもそもや基本を学び交流する、
初級者向けの企画です。

■岡山医療生協労組では、「中央執行委員全員で
参加しよう」と議論され、講座に参加したあと
署名行動と懇親会も組む予定にしています。

■そのほかにも「参加します!」との声を数名から
いただいていますが、まだ申込みはこれからという
状況です。

ぜひ職場の仲間のみなさんをお誘いいただき、
活動の担い手としての力量を高めていく機会に
していただければと思います。

申込みのしめ切り期日はありませんが、
会場や準備の関係で、早めに申込みをいただけると
うれしいです。
もちろん、直前の申込みでも参加は可能です。

どうぞよろしくお願いいたします。


【講座概要】

■午前の部
10:00~10:20 参加者自己紹介
10:20~11:20 講義①「労働組合のそもそも」
11:20~12:00 グループ感想交流
12:00~13:00 昼食休憩(昼食は各自で)

■午後の部
13:00~13:50 講義②「働き方と人権」
13:50~14:30 グループ感想交流、休憩
14:30~15:10 講義③「いきいき組合活動」
15:10~16:00 グループ感想交流、発表タイム

とき:3月5日(日) 10時~16時
会場:岡山市勤労者福祉センター4階会議室(岡山市北区春日町5-6)
受講料:1500円(学生・障害者は500円)
講師:長久啓太(県学習協事務局長)
主催:岡山県労働者学習協会(メールでの申し込みも可能です)

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パブみたいな労働食堂で「たまたま」から生まれるもの

「お好み焼き食べに行こう」

昨夜の労働食堂(岡山医療生協労組)に
そう誘われてきた彼。

お好み焼きを食べる場で学習会が行われているとは知らず、
ふらふらと入ってきた彼。
学習会によくわからないまま参加した彼。

ジッとぼくの30分ほどの話を聞き、
その後みなの感想を聞いていた彼。
昨年12月に岡山医療生協に転職してきたそう。

そして彼は、こう語った(超要約)。

「前は医療機器メーカーで働いていて、夜11時12時は
あたりまえ。会社に何かを言うなんてありえなかった。
こうやってみんなで交渉できる労働組合があること自体
に感動してます」

ちなみに昨夜の学習会テーマは“労働組合のたたかい方”。
ぼくは、労働組合にふれるきっかけなんてなんでもいいし、
そういう“たまたま”をたくさん準備するのが大事と強調した。

昨夜も“たまたま”のなかからいろいろなものが生まれた!
と思う。

玉野の職場からわざわざ参加しにきている女性は、
「月に1度のこの場がウップン晴らしになってる」
と語っていた。

最初に労働食堂にふれたとき、
「パブみたいだな」と思ったが、
ちょいパブリック(公共的)な空間でありながら、
自分が表出できて、出会いと学びがあって、
美味しいものを囲んで語りあえる。

こういう空間が広がってほしい。

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生協労連関西地連春闘学校、岡山県民医連初期事務研修にて

土曜日(21日)は滋賀のおごと温泉に。
京都で乗り換えてから20分ほど。近いですね。

生協労連関西地連2017春闘組合学校での講師仕事でした。

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約110名の参加。
労働組合がなぜ必要なのか、人権感覚をきたえる、
春闘をめぐって、などを90分で。

その後も報告が続いたのですが、
ちょい抜けしてお宿の温泉にざぶん。気持ちよし。
夜の懇親会まで参加して帰ってきました。
ひじょーに個性的で楽しいみなさんでした。
ありがとうございました。



そしてきのう(22日)は朝の9時から総社にて
岡山県民医連2016年度初期事務職員研修の講師仕事。
約50名参加。入職数年ぐらいまでの事務職員が対象。

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「ものの見方・考え方ー民医連職員としての立ち位置」
というテーマで90分の講義。
立ちどまり問う力、認識を深化させる努力、憲法の人間観、
矛盾、社会認識をどうつくるか、集団で認識する、などなど。

この研修会は毎年合宿形式で行っているらしく、
3年参加すると卒業証書がもらえるシステムになっているようです。
民医連全体を支えるのが事務の役割でもあります。
こうして時間をかけて学び団結を深めること大事ですね。


ありがたいことなのですが、今週末も、そして来週末も
土・日それぞれに講師仕事があり。
どこかで調整して1日オフ日をつくらないとなあ・・・。