驚いた。
今日たまたま2005年10月に発表された
「自民党 新憲法草案」を読み返したら、
昨年4月に発表されたものと比べ、
びっくりするぐらい「おとなしい」内容
(あくまで相対的にですが)だった。
詳細はいずれ書きたい。
2005年版の前文は、
主権者はあくまで国民であるとし、
憲法制定主体も国民になっている。
天皇の元首化、国旗・国歌尊重義務もない。
基本的人権についても、13条の「個人の尊重」はそのままだし、
21条・24条・25条・26条・28条などにも、
ほとんど手をつけられていない。
2012年版は、ここも大きく変質され、
基本的人権への制限は露骨。
2005年版は97条の削除もない。
99条にも手をつけていない。
つまり、2012年の自民党日本国憲法改正草案が
どれだけ恐るべき内容かは、
この2005年版との比較でも明らかになる。
この間の自民党の「右傾化」のふり幅の
大きさが想起される。ああ、おそろしい。