長久啓太の「勉客商売」

岡山県労働者学習協会の活動と長久の私的記録。 (twitterとfacebookもやってます)

2005年版と2012年版の比較・・・!

驚いた。

 

今日たまたま2005年10月に発表された

「自民党 新憲法草案」を読み返したら、

昨年4月に発表されたものと比べ、

びっくりするぐらい「おとなしい」内容

(あくまで相対的にですが)だった。

 

詳細はいずれ書きたい。

 

2005年版の前文は、

主権者はあくまで国民であるとし、

憲法制定主体も国民になっている。

 

天皇の元首化、国旗・国歌尊重義務もない。

 

基本的人権についても、13条の「個人の尊重」はそのままだし、

21条・24条・25条・26条・28条などにも、

ほとんど手をつけられていない。

 

2012年版は、ここも大きく変質され、

基本的人権への制限は露骨。

 

2005年版は97条の削除もない。

99条にも手をつけていない。

 

つまり、2012年の自民党日本国憲法改正草案が

どれだけ恐るべき内容かは、

この2005年版との比較でも明らかになる。

 

この間の自民党の「右傾化」のふり幅の

大きさが想起される。ああ、おそろしい。