最近読んだ本。
『輝やけ 我が命の日々よーガンを宣告された精神科医の1000日』
(西川喜作、新潮社、1982年)
克明な闘病記。
死に直面したとき、生の愛しさ、生の質が凝縮される。
書くことが揺れ動く気持ちを支え、
思索と問いを深いものにしている。
『死にゆく妻との旅路』(清水久典、新潮文庫、2003年)
うーん、こういう「見取り方」は推奨できないですね。
お金がなくても、
憲法でひとりひとりの尊厳の保障がされている今、
社会資本をまったく使わないというのは、
この夫婦にとってよい選択肢だったとはいえないように思う。