最近読んだ本。これで今年はおわり。2024年は155冊読みました。
このブログで全部紹介したと思います(たぶん)。
まあ、軽い本が多めでしたけど。来年もこれくらいは読みたいな。
■『護られなかった者たちへ』(中山七里、宝島社文庫、2021年)
映画とは少し違う設定になっていたような(うる覚え)。
生活保護行政の矛盾を正面から。国家から見れば福祉予算は
経済的価値を生み出さない無駄な「数字」。
しかし個々の人間にとっては取り換え不可能な人生の価値がある。
■『半沢直樹 アルルカンと道化師』(池井戸潤、講談社文庫、2023年)
半沢直樹シリーズの5作目。安定の面白さで一気読み。
やっぱり半沢の倫理観とか、まともな経営者や銀行員の矜持に
触れられるので、それが気持ちを明るくさせてくれる。
■『雨の日の心理学 こころのケアがはじまったら』
(東畑開人、角川書店、2024年)
2度目の精読。9月の初読から、部分部分では読み返すポイントが
あったけど、最初からもう一度じっくりと。
1度目は5日目が一番印象深かったけど、2度目は1日目の授業。
ケアはありふれている。晴れの日のケア。心に染みます。
■『臨床のフリコラージュ 心の支援の現在地』
(斎藤環・東畑開人、青土社、2023年)
精神科医の斎藤さんと、臨床心理士の東畑さんの対談本。
専門的な話も多いけど、東畑さんの『雨の日の心理学』
『ふつうの相談』を読んでいたので、ついていけた。
素人が読んでもすこぶる面白い。
■『わたしが「わたし」を助けに行こう―自分を救う心理学—』
(橋本翔太、サンマーク出版、2024年4月)
う〜ん、心理学のセラピーって感じで、あまり得るところはなかった。
社会構造との重なりがないんだよね。まあ、私の受けとめです。
■『一生、筋トレ 笑顔あふれる高齢者でいるために』
(石田良恵、二見書房、2024年5月)
いま50歳で、体の衰えも感じてないし、高齢者でもないけど、
筋肉はほんと大事と再確認。20代の頃から毎日2〜3回している
ダンベル体操(筋トレ)がいまの体をつくっていると感じる。
筋肉は生きる力。