長久啓太の「勉客商売」

岡山県労働者学習協会の活動と長久の私的記録。 (twitterとfacebookもやってます)

読者に寄り添い、最高のものを

2日前に講演した西淀川医療労働組合。
今日、お礼メールと、早くも次の講演依頼が(4月)。
なんと嬉しい。

ある本に「仕事の最も大事な報酬は『次の仕事機会』」と
書いてあったが、まさにこれですな。

話変わるけど、最近、NHK「プロフェッショナル 仕事の流儀」で、
女性雑誌の編集長の仕事ぶりを取材していて、
気になったのでオンデマンドで見た。とても良かった。

雑誌が軒並み部数を減らし、
そのシニア向け雑誌も存亡の危機にあったところ、
再建を託され編集長にヘッドハンティング。

やがて部数はV字回復。女性誌NO.1の38万部!までになったと。
ちなみに本屋などでの店頭販売はなく、
定期購読のみという雑誌とのこと。

仕事の姿勢として学ぶことも多く、昨夜も3回目の視聴(笑)。
まず、自分たちの思い込みを捨て、調査、調査、調査を徹底してやる。
読者の声を拾う。毎号3000通にもおよぶ返信ハガキを丹念に読み、
事前アンケートのなども何度もおこなう。

これだけ読者に寄り添い、
「最高のものを届ける」という妥協なき姿勢は、
学習運動をしている私にとっても、
「労働者に本当に寄り添えているか」「自分はどんな提案をしたいのか」を
徹底して考える努力の大切さを改めて教えてくれたように思う。

以下は、その編集長の言葉。

「何しろ立ち読みできないんだから。信じて買っていただいて
いるんだから、必ず期待を上回らないといけなくて、
『面白かった』『役に立った』ぐらいじゃ足りなくて、
『すごい』『ビックリした』『感動した』ぐらいまで行かないと
いけないから。心をこめて最高のベストな状態で見せたい」

私も、
「面白かった、役に立った」以上のものを、
提供していきたいと思う。